2007年10月22日

竹田えり 大人のためのコンサート

前の日記からずいぶん間が開いてしまい、申し訳ありませんでした。本番が全て終わってしまったので、単純に音楽blogに載せるネタがなかったのです。ただ、過去の演奏分については後日追記していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

さて今日は、元・歌のお姉さんで、現在は作編曲など多方面で活躍をなさっている竹田えりさんのコンサートに行ってきました。

えりさんとは、2004年からとあるSNSで知り合い、何度かえりさんの参加されるステージを拝見したことがあります。今回はなんと2年ぶりの再会です。この2年間、波乱万丈の生活を乗り越えてきたえりさんのパフォーマンスを楽しみに、会場に足を運びました。

ここで突然ですが、感想を言わせてください。本当に感動しました!こんな素晴らしいコンサートが無料で聴けるなんて、信じられません!

最初の「上を向いて歩こう」で、えりさんの作り出す音楽に完全に引き込まれてしまいました。確かな技術に裏打ちされた伸びのある声、十分すぎる声量、お客さんを盛り上げるテクニック、どれを取っても超一流品です。共演者の皆様も、ミュージカル「ミス・サイゴン」のオーディションを突破した方、小劇場などで活躍されている方、一流ミュージシャンのバックで演奏しているピアニスト、そしてあの著名な声優である田中真弓さんの息子さん(ジャグリング&ボイスパーカッション)など、超一流です。

あ、プログラムを書き忘れていました。実際にはこれよりも多くの歌が披露されていますが、手元にあるプログラムリストから書き起こします(一部補足あり)。
・上を向いて歩こう
・幸せなら手をたたこう
・森山良子メドレー(この広い野原いっぱい・禁じられた遊び(「禁じられた恋」の間違い?)・涙そうそう・さとうきび畑)
・ミュージカルメドレー(美女と野獣・リトルマーメイド・ミスサイゴン)
・ボイスパーカッションとコーラスによる夜空ノムコウ
・少年時代
・ミュージカルソングメドレー 中山晋平特集
・なつかしのCMソング
・朗読劇「人生の季節」(一人の女性の人生、小学生から60才過ぎまでを 歌と朗読劇にのせて、ピアノの生演奏でお送りします)
ボーカル&演出構成 : 竹田えり
ピアノ&鍵盤ハーモニカ : 鳴海周平
コーラス&ダンス : 瀧沢千秋 伊藤麻美
ジャグリング&ボイスパーカッション : 田中孝祐

とにかく、素晴らしいステージでした。多少のミスなど全く問題にならないほど素晴らしいパフォーマンスを見せていただきました。本当に楽しかったし、心から感動しました。やっぱり、プロは違います。

で、今日のコンサートから学んだことを書いてみたいと思います。

俺は今年、2つの演奏会、2回の吹奏楽コンクール、そしてBDパーティーの演奏などをこなしてきました。規模がどうであれ、やるからには最高のものを提供したいという思いで演奏活動を続けてきました。ただ、どういうわけか「失敗してはいけない」という固定観念が頭の中に定着してしまい、上手く演奏することを優先するようになっていたことに気がつきました。

よくアマチュアの吹奏楽団やオーケストラで「上手い演奏と言われるより心に残る演奏と言われたい」みたいなことをキャッチフレーズにするところが多いですが、その本質を知っているのかと聞きたいです。

本当に心に残る演奏(パフォーマンス)というのは、観客を自分たちの音楽の世界に引きずりこむことが必要ですが、それ以前に確かな技術に基づいたしっかりとした音楽が必要です。自分はまだまだその領域に達してはいませんが、失敗しないこと=上手いことではないような気がしてきました。自分の聴きたかった音楽がそこにある、自分のお気に入りのアーティストがそこにいる、そういうある種のミーハー性やアイドル性を兼ね備えていれば、多少の失敗や段取りミスなどは全く問題ではなくなります。事実、今回のパフォーマンスを見て、歌詞を間違えても笑い飛ばすえりさんの姿に、ホンモノを見たような気がします。

音楽を演奏する喜び、自分の音楽を届けたいという思い、お客様に楽しんでもらいたいという願い、この3つがあれば、たとえ失敗したとしても問題はありませんし、むしろそういう姿勢で取り組んだ演奏の方が、お客様の心に残る演奏になるのではないでしょうか。

自分の演奏活動が思いのほか忙しかったので、今年はあまり他の団体のパフォーマンスを見られなかったのですが、程度の差はあるにせよ、どの団体もこの3要素を持ち合わせていたような気がします。逆に、自分が参加した団体では、この3要素が明らかに欠落していたような気がします。もちろん、自分一人でできることは限られてくるのですが、強い求心力を持って団体を引っ張っていける立場に立たせてもらえば、このうちの1つくらいは伝えられたのではないかと思っています(実際には三位一体なので、全てを伝えることになるのですが)。

今のところ無所属ですが、こういう立場で音楽を作れる環境に移りたいです。なければ、自分で作ります。そんな勇気を与えてくれたえりさんのコンサートでした。

(気が向いたら追記・書き直しをするかも)
タグ:レポート
posted by Tom a.k.a. lonely oboist at 02:47| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする