2007年11月11日

あだちブラスバンドフェスティバル

ちょっと気になる団体があったので、足立区で行われた「あだちブラスバンドフェスティバル」に行ってきました。家庭内行事があったため、第3部しか聴けなかったのですが、その第3部に注目すべき団体があったので、運がよかったです。以下、団体ごとに寸評を書かせていただきます。

千住桜堤中学校吹奏楽部&足立ウインドアンサンブルアカデミカ(6.5)
中学生が多く、やはり音量重視の演奏になってしまいました。人数が少ない(と思われる)アカデミカの人々の努力がどの程度報われたのかが気になります。音量は十分ですが、音楽的な工夫がもっとほしいところです。選曲がかなり古めで、客層に合わせたのはよかったと思いますが、現役中学生には難しかったのでは?

第十中学校吹奏楽部(5.5)
Tubaがいないのは痛すぎます。技術レベルを語る段階ではありませんが、お客さんを楽しませようとする演出には努力のあとが見られました。がんばってほしいバンドですね。

伊興ウインドオーケストラ(6.5)
人数が少ない割にはよくやっていたと思います。聴かせるには十分な演奏でした。ただ、ところどころ音程のずれや、オーバーブローがあり、個の力に頼る場面も多く、楽団としてのチーム力向上に努めてほしいところですね。

東綾瀬ウインドオーケストラ(6.5)
こちらも人数が少ない割には、各セクションのバランスが取れているので、意外と聴ける好演でした。各パートに最低でもあと2〜3人増えると、かなりいい団体になりそうです。ただ、今の陣容ではコンクールはかなり苦戦するでしょうね。

第九中学校吹奏楽部(7.5)
かなりの大人数。でも、ダブルリードはゼロ・・・?中学生のレベルは十分クリアしているし、演出も十分。強いて言えば、中学生特有の演奏技術の未熟さと、音が完全に抜けてこない箇所が散見されましたが、特に問題視することではないでしょう。中学生バンドとしては上出来です。

潤徳女子高等学校吹奏楽部(9.0)
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ようやくコントラバスが登場。さすが洗練されたサウンドで、コンクール常連高という期待を裏切らない見事な演奏でした。この学校オリジナルの曲は完成度も高く、演出効果も十分。さすがです。この学校に進学したがる後輩が多かったのもうなずけます。

六月中学校吹奏楽部(8.5)
ここも大人数。しかもソプラノサックスあり。でも、なぜかバスーンはゼロ・・・?この規模ならいてもおかしくないのに・・・技術的には、ここも中学生のレベルを軽々とクリア。実によく音が鳴っています。それもそのはず。コンクールで都大会に出場しているからです。プログラム変更が吉と出たのかどうかはわかりませんが、いずれにせよ好演でした(変更後のプログラムは、コンクールの自由曲でした)。
実は、その後、顧問の先生とお話しする機会があり、バスーンがなぜいないのかを訊いたのですが、どうやら楽器そのものがないそうです。これだけの編成でバスーンがいないのはもったいないので、ぜひ購入してほしいところです。自分の名刺を顧問の先生にお渡ししたので、もしかしたらダブルリード(特にバスーン)の指導でお世話になるかもしれません。実に感じのよい素晴らしい先生だったので、来年も都大会に進めるでしょうね。

第十一中学校吹奏楽部(9.5)
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実はここがお目当てのバンドでした。今年のコンクール全国大会に出場した実力がどれほどのものかを聴いてみたかったのです。
えーと、ハープが出てますが、中学生が演奏できるのでしょうか?・・・という不安をよそに、華麗に演奏してました。前の2つの中学もうまかったのですが、ここはレベルそのものが違います。これが中学生かよと思わせる音圧、音量、音の抜け。これなら全国に出てもおかしくありません。しかも、フルートとオーボエの持ち替えとか、サックスとバスーンの持ち替えとか普通にやってるし、末恐ろしい子どもたちです。

足立吹奏楽団(8.5)
こちらもコンクール上位常連団体。意外にもコントラバスとバスーンがいません。アルメニアン、オーボエとアングレ持ち替えできましたか。トランペットがあまりうまくないですね。オーボエの音程も今一つ。確かによくまとまっている演奏だとは思いますが、音楽の解釈に若干の疑問点が残ります。標準レベルを十分越えているバンドだけに、アルメニアンの完成度には不満が残ります。都大会常連になるにはまだ時間がかかりそうですが、その可能性は十分あると思うので、ディテールにこだわって音楽を追求してほしいですね。

さて、この中から入団する団体を決めるわけですが、今のところこの内の2団体にコンタクトを取っています。バスーンがいないと思われる足立吹奏楽団に潜入するという手もなくはないのですが、多分コンクール練習が苛烈になると思われるので、ちょっと厳しいかもしれません(つまり足立吹奏楽団にはコンタクトを取っていないというわけです)。

【総括】
足立区の中学校の実力は侮れませんね。全国大会に進出した十一中を筆頭に、六月中、九中などハイレベルな演奏を聴かせるバンドが多く、自分が聴けなかった第1部、第2部にもそういうバンドがあったかもしれないと考えると、足立区の中学生の吹奏楽レベルはかなり高いですね。今の子どもたちはゆとり教育の影響で下に見られがちですが、その価値観は見直した方がよさそうです。吹奏楽に限っては、ですが。

来年も行けたら聴きに行こう。というか、来年は参加する側か?w
posted by Tom a.k.a. lonely oboist at 23:59| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

竹田えり 大人のためのコンサート

前の日記からずいぶん間が開いてしまい、申し訳ありませんでした。本番が全て終わってしまったので、単純に音楽blogに載せるネタがなかったのです。ただ、過去の演奏分については後日追記していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

さて今日は、元・歌のお姉さんで、現在は作編曲など多方面で活躍をなさっている竹田えりさんのコンサートに行ってきました。

えりさんとは、2004年からとあるSNSで知り合い、何度かえりさんの参加されるステージを拝見したことがあります。今回はなんと2年ぶりの再会です。この2年間、波乱万丈の生活を乗り越えてきたえりさんのパフォーマンスを楽しみに、会場に足を運びました。

ここで突然ですが、感想を言わせてください。本当に感動しました!こんな素晴らしいコンサートが無料で聴けるなんて、信じられません!

最初の「上を向いて歩こう」で、えりさんの作り出す音楽に完全に引き込まれてしまいました。確かな技術に裏打ちされた伸びのある声、十分すぎる声量、お客さんを盛り上げるテクニック、どれを取っても超一流品です。共演者の皆様も、ミュージカル「ミス・サイゴン」のオーディションを突破した方、小劇場などで活躍されている方、一流ミュージシャンのバックで演奏しているピアニスト、そしてあの著名な声優である田中真弓さんの息子さん(ジャグリング&ボイスパーカッション)など、超一流です。

あ、プログラムを書き忘れていました。実際にはこれよりも多くの歌が披露されていますが、手元にあるプログラムリストから書き起こします(一部補足あり)。
・上を向いて歩こう
・幸せなら手をたたこう
・森山良子メドレー(この広い野原いっぱい・禁じられた遊び(「禁じられた恋」の間違い?)・涙そうそう・さとうきび畑)
・ミュージカルメドレー(美女と野獣・リトルマーメイド・ミスサイゴン)
・ボイスパーカッションとコーラスによる夜空ノムコウ
・少年時代
・ミュージカルソングメドレー 中山晋平特集
・なつかしのCMソング
・朗読劇「人生の季節」(一人の女性の人生、小学生から60才過ぎまでを 歌と朗読劇にのせて、ピアノの生演奏でお送りします)
ボーカル&演出構成 : 竹田えり
ピアノ&鍵盤ハーモニカ : 鳴海周平
コーラス&ダンス : 瀧沢千秋 伊藤麻美
ジャグリング&ボイスパーカッション : 田中孝祐

とにかく、素晴らしいステージでした。多少のミスなど全く問題にならないほど素晴らしいパフォーマンスを見せていただきました。本当に楽しかったし、心から感動しました。やっぱり、プロは違います。

で、今日のコンサートから学んだことを書いてみたいと思います。

俺は今年、2つの演奏会、2回の吹奏楽コンクール、そしてBDパーティーの演奏などをこなしてきました。規模がどうであれ、やるからには最高のものを提供したいという思いで演奏活動を続けてきました。ただ、どういうわけか「失敗してはいけない」という固定観念が頭の中に定着してしまい、上手く演奏することを優先するようになっていたことに気がつきました。

よくアマチュアの吹奏楽団やオーケストラで「上手い演奏と言われるより心に残る演奏と言われたい」みたいなことをキャッチフレーズにするところが多いですが、その本質を知っているのかと聞きたいです。

本当に心に残る演奏(パフォーマンス)というのは、観客を自分たちの音楽の世界に引きずりこむことが必要ですが、それ以前に確かな技術に基づいたしっかりとした音楽が必要です。自分はまだまだその領域に達してはいませんが、失敗しないこと=上手いことではないような気がしてきました。自分の聴きたかった音楽がそこにある、自分のお気に入りのアーティストがそこにいる、そういうある種のミーハー性やアイドル性を兼ね備えていれば、多少の失敗や段取りミスなどは全く問題ではなくなります。事実、今回のパフォーマンスを見て、歌詞を間違えても笑い飛ばすえりさんの姿に、ホンモノを見たような気がします。

音楽を演奏する喜び、自分の音楽を届けたいという思い、お客様に楽しんでもらいたいという願い、この3つがあれば、たとえ失敗したとしても問題はありませんし、むしろそういう姿勢で取り組んだ演奏の方が、お客様の心に残る演奏になるのではないでしょうか。

自分の演奏活動が思いのほか忙しかったので、今年はあまり他の団体のパフォーマンスを見られなかったのですが、程度の差はあるにせよ、どの団体もこの3要素を持ち合わせていたような気がします。逆に、自分が参加した団体では、この3要素が明らかに欠落していたような気がします。もちろん、自分一人でできることは限られてくるのですが、強い求心力を持って団体を引っ張っていける立場に立たせてもらえば、このうちの1つくらいは伝えられたのではないかと思っています(実際には三位一体なので、全てを伝えることになるのですが)。

今のところ無所属ですが、こういう立場で音楽を作れる環境に移りたいです。なければ、自分で作ります。そんな勇気を与えてくれたえりさんのコンサートでした。

(気が向いたら追記・書き直しをするかも)
タグ:レポート
posted by Tom a.k.a. lonely oboist at 02:47| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月23日

本番終了!

吹奏楽コンクール東関東大会、なんとか終わりました。寝坊しないように目覚ましを3つ用意したのですが、6時ちょうどに起床できたので、集合時刻の15分前に余裕の到着を果たしました。個人的には上位大会独特の雰囲気に負けそうになりましたが、なんとか仕事はこなしてきました。自分の思い描いていた演奏ではありませんでしたが、この演奏は天国にいる6つの魂、そして藤子・F・不二雄先生に捧げます。

残念な結果に終わってしまいましたが、東関東大会に出させていただいたことに感謝しているので、負けて悔いなしです。もう二度と上位の大会に出ることはないと思うので、今回の経験を糧にさらなる研鑽を積む次第です。
タグ:吹奏楽 Oboe
posted by Tom a.k.a. lonely oboist at 15:28| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする