クレアトールについて簡単に説明すると、完全オリジナル作品・オリジナル楽曲でミュージカルを上演するという一貫したポリシーを持ったミュージカル団です。自分は2000年7月にOboe奏者として入団し、その後Oboe/English Horn奏者として第3回、第4回公演に参加しました。第5回公演も参加する予定だったのですが、家庭の事情、仕事の事情により参加できませんでした。その後、諸事情により退団することになってしまいましたが、前出の通り、自分が迎え入れた友人がコアメンバーとして活躍しているので、今でもクレアトールの公演を見に行っている次第です。
俺はいうまでもなくダブルリード楽器奏者ですし、ましてやここは古巣なので、「キャストはすごい、楽団は発展途上」という先入観を持っています。だから、キャストに対してのコメントより、楽団に対してのコメントの方が多くなってしまいます。あらかじめご了承ください。
まず、ストーリーについては、リメイクとはいえ、極めて単純平易で、わかりやすい本だったと思います。この本は友人が書いているのですが、彼が脚本に対してどれだけの情熱を傾けているかを知っているので、まずはお疲れ様でしたという労いの言葉をかけさせていただきます。
ただ、あえて苦言を呈するとすれば、時間軸が一定でなかったことにより、「鐘が鳴り終わるまでにガラスの靴を手に入れろ」という台詞から、実際に鐘が鳴り始めるまでの時間が短くなってしまい、ガラスの靴を手にする過程が描ききれていなかったことが悔やまれます。回想シーンや全暗転などの舞台効果が出ていただけに、この詰めの部分を作りこんでほしかったですね。
# あー、やっぱり友人相手だと厳しくなっちゃうなー。もし見てたらごめんね。
キャストについては、特に問題はなかったと思います。ミュージカルの3大要素である「歌」「演技」「ダンス」のどれも、そつなくこなしていたと思います。キャスト全体のレベルも数段上がったのではないでしょうか。これからの成長が期待されます。
最後に楽団ですが、全体的にバランスが悪かったですね。音量面については、ベースとパーカッションの音量が大きすぎました(パーカッションの方は友人なので、その場で伝えましたが)。サウンド面については、低音楽器がいなかったことが痛かったですね。今回の管楽器の編成はFl、Cl、Trp、Hrnのみ。せめて低音木管楽器がほしかったです。サウンド自体もストレートにに音が飛んでこなくて、なんとなく歪んで聞こえた気がします。これは感覚的なものなので、実際に歪んでいたわけではありませんが、ちょっと気になりました。多分、中低音が皆無に近かったため、ピッチのよりどころがなかったからじゃないでしょうか。
今回は1日2公演のみだったので、行けなかった方も多かったと思います。次回は2日公演になることを期待しています。
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